Category: 鍵の話

会社の鍵は管理職が持つべき?

私が高校生の頃から働いているクリーニング屋では、平日は夕方からしか入れませんが、日曜と祝日は朝からアルバイトの私たちが入ります。平日は主婦のパートさんが鍵開けをしていますが、日曜日・祝日は当番制で、翌日仕事に入っているアルバイトの子が鍵を持って帰り、朝は誰よりも早く出勤してお店を開ける決まりになっています。

私が入った高校生の頃からそれは続いていますが、マネージャーの男性が突然お店を辞めてしまったりした後から、やっぱり鍵は、アルバイトやパートさんではなく、少し責任のある立場の人が持っているべきではないかという話になりました。

アルバイトの私たちにしてみれば、翌日の日祝にシフトがあれば、その前日は仕事に入っていなくてもお店まで鍵を取りにいかなければなりません。それには時給は発生しませんし、面倒くさいと言えば、確かにすごく面倒くさかったです。だから、会社の方で偉い人が鍵の開け閉めをしてくれるのは大いにありがたいことです。でも平日の昼間に働いているパートさんたちに言わせると、一緒に仕事していない本社や工場の人が朝や閉店時に来て、鍵を開け閉めするだけなのに偉そうにされるのが嫌だとか、鍵の開閉は口実で、各店舗の状況を監視に来ているらしいとか、あまり歓迎できる話ではないようです。

お店ですからレジもあり、お釣り用のお金が常に7万円分。レジの中にはお金があります。レジを開けるのにも小さなレジ用の鍵があり、お店の裏口だけじゃなく、工場から戻ってきたお客様の預かり洋服を一時的に置いて、お客様に返す時の状態に袋詰めする作業をする作業場の鍵もあります。お客様が出入りする自動ドアにもなぜか鍵があるので、お店から預かってくる鍵は合計4つ。誰が用意したのか、とても親父くさい革のキーケースに入った鍵は、今後どのような扱いになるのか、なかなか興味深いです。